10p サイン
 
 
10pは木工デザイナー三谷龍二さんのお店。
  
この古い建物の外壁に、看板を取り付けるための錆びた鉄のアングル部分が残っており、そこを生かした看板の制作をご依頼くださいました。
 
三谷さんからの提案は、たて付けの看板としては大ぶりでした。
そこで、木製の支持体の部分や、それを覆うFRPの厚みも最小限に抑え、軽くて強度のあるこの素材の特性を生かし、いつもより軽量化を意識して制作しました。
 
何のとっかりもなくものづくりを始めたころに、地元名古屋で初めて個展を見たのが三谷さんでした。
それから、10年後に、こんなかたちでお仕事できるとはもちろん思ってもみませんでした。
設置から一年ほどして、「とてもなじんでいる」とのお手紙をいただいき、ほっと胸をなでおろしたのをおぼえています。
 
 
410×410×50_
 
 
長野県松本市